エンタメ
2025年02月01日 20時10分

小山雄大、江差観光ふるさと大使に就任 演歌で地域振興の新時代へ

小山雄大、江差観光ふるさと大使就任で演歌の新たな地平を拓く

北海道江差町は、古くから文化と歴史が交錯する魅力的な地域です。この地で開催された「第25回冬江差“美味百彩”なべまつり」において、若き演歌歌手・小山雄大さんが「江差観光ふるさと大使」に任命されました。彼のデビュー曲「道南恋しや」は、まさにこの土地を舞台にした楽曲であり、江差への深い愛着が詰まっています。

小山さんは21歳という若さながら、演歌の世界で確実にその地位を築きつつあります。昨年末には日本レコード大賞で新人賞を受賞し、その名を広く知らしめました。デビュー曲「道南恋しや」のミュージックビデオは、YouTubeで120万回以上再生されるなど、多くの人々に愛されています。この成功を背景に、小山さんの江差観光ふるさと大使就任は、地域の観光振興に寄与するものとして大いに期待されています。

演歌と地域振興の共鳴

演歌は日本の伝統的な音楽ジャンルであり、地域の風景や人々の感情を歌い上げることが多いです。小山さんの「道南恋しや」は、まさにその典型と言えるでしょう。この曲は、彼自身が幼少期から何度も訪れ、江差追分全国大会で優勝を果たした場所である江差を舞台にしています。彼の歌声は、江差の情景を生き生きと描写し、聴く者の心に深く響きます。

小山さんは「幼いころから追分の全国大会で毎年のように通っていた江差町から観光大使に任命いただきまして本当に嬉しい」と語り、江差への思いを隠しません。この任命により、彼の活動は単に音楽の枠を超え、地域社会との新たな結びつきを生み出すことでしょう。

新曲「じゃがいもの花」でさらなる飛躍を目指す

任命式では、新曲「じゃがいもの花」も初披露されました。この曲には「花言葉は 恩返し…」という歌詞があり、小山さん自身が感謝の気持ちを込めて歌う一曲です。じゃがいもは北海道の特産品であり、この新曲もまた、彼の故郷である北海道への愛情が感じられます。

この新曲について、小山さんは「『道南恋しや』に続いて『じゃがいもの花』も北海道の皆様に愛してもらえるよう沢山歌っていきたい」と意気込んでいます。彼の言葉には、音楽を通じて地域に貢献しようという強い意思が込められています。特にじゃがいもの花は、彼にとって「恩返し」の象徴となり、聴く者に優しさと感謝の気持ちを届けます。

江差と演歌の未来

江差町は、小山さんのような若い力を得て、地域の文化と観光をさらに発展させることが期待されます。彼の音楽が、江差の美しい風景や歴史、そして人々の温かさを広く伝えることで、多くの人々がこの町を訪れるきっかけとなるでしょう。

小山雄大さんの活動は、演歌と地域振興の新しい形を示しています。彼が今後どのような音楽を生み出し、どのように地域と共鳴していくのか、その動向から目が離せません。彼の歌声が、さらなる未来への道を切り開いていくことでしょう。

[山本 菜々子]

タグ
#小山雄大
#江差観光大使
#演歌