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2025年02月03日 22時10分

ソフトバンクリリーフ陣、春季キャンプで再起を誓う

ソフトバンクのリリーフ陣、再起を誓う

ソフトバンクホークスの松本裕樹投手と藤井皓哉投手が、宮崎で行われている春季キャンプで再びブルペンに戻ってきました。昨シーズン終盤に故障に泣かされた両投手ですが、今季の開幕に向けて再起を誓い、力強いスタートを切っています。

松本投手は、昨年9月に右肩を痛めたことでリハビリに専念せざるを得ませんでした。しかし、今回のキャンプでは捕手を立たせた状態で31球を投じ、「まだまだ上げていけそうな手応えがある感じでした」と自信を覗かせました。彼は、3月に予定されているオープン戦での実戦復帰を視野に入れ、開幕に向けた準備を整えています。

藤井投手も腰痛からの回復を目指し、初めてブルペンで投球を行いました。捕手を座らせず、立ち投げで30球を投じた藤井投手は、「ユニフォームを着るとどうしても力が入ってしまう。あえてリスクを減らすためにも、しっかり立ち投げで投げた」と慎重な姿勢を見せました。

リリーフ陣の重要性と期待

ソフトバンクのリリーフ陣は、チームの勝利に欠かせない存在です。特に松本投手は、直近2年で50試合以上に登板し、20ホールド以上を記録するなど、チームの信頼を集めています。彼の防御率も2点台と安定感を示しており、小久保監督からも高い期待を寄せられています。

藤井投手もまた、シーズンのマウンドに立つことを強く望んでおり、「リハビリ中も早く投げたい気持ちがあったが、抑えて。シーズンのマウンドで表現できれば」と意欲を語っています。彼の復帰がチームに与える影響も大きく、ファンの期待も高まっています。

チームの戦略と若手の台頭

ソフトバンクは、リリーフ陣の強化だけでなく、チーム全体のバランスを考慮した戦略を進めています。新人の台頭や既存選手の成長もチームの鍵を握る要素です。「ポスト今宮」として期待される若手選手たちも、今後のチームの躍進に大きく貢献することが期待されています。

今季のソフトバンクは、リリーフ陣の復帰と若手の成長を武器に、さらなる高みを目指します。キャンプでの彼らの努力が結実し、開幕を迎える頃には万全の体制が整っていることでしょう。スタジアムでの彼らの活躍が待ち遠しいです。

[山本 菜々子]

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