スポーツ
2025年02月06日 20時10分

亀田興毅、西日本ボクシング協会会長選に挑む!ビジョンと公約を発表

### 亀田興毅氏、西日本ボクシング協会会長選への挑戦

元世界3階級制覇王者であり、現在はプロモーターとしても活躍する亀田興毅氏(38)が、西日本ボクシング協会の会長選に名乗りを上げました。大阪市西成区のKWORLD3ジムで行われた記者会見において、亀田氏はその意欲を語り、プロボクシング界をより良い方向に導くための具体的なビジョンを示しました。

亀田氏は、2021年よりプロモーターとして活動しており、自身のジム「亀田ジム」を拠点にさまざまな興行を展開してきました。亀田氏は、これまで培ってきた経験と実績を背景に、「プロモーターだけでは限界を感じた」と語り、協会長として業界全体に影響を与える立場での改革を目指しています。

### 亀田興毅氏のビジョンと公約

亀田氏が掲げる公約には、ボクシングの競技人口拡大や選手の育成、ジムの経営支援などが含まれています。具体的には、選手育成のための協会主催興行の増加、ジムへの奨励金や協力金の分配、興行の動画中継など、新たな財源確保を目指す施策を打ち出しています。

また、プロモーター活動で実現してきたファイトマネーの増額や、どのジムの選手も参加できるプラットフォーム興行の開催といった実績を基に、協会長として「ジムファースト」の姿勢を打ち出しました。この姿勢は、選手個人だけでなく、ジム全体を支援することで業界全体の底上げを図るものです。

### 競争激化する会長選挙

亀田氏の立候補により、今回の会長選挙は激しい戦いが予想されます。現職の山下正人・真正ジム会長、平山靖・フュチュールジム会長との三つ巴の戦いとなります。選挙は神戸市北区で行われる総会で決定し、勝者は4月1日から3年間の任期を務めることになります。

亀田氏は、選手やファン、業界関係者全員が笑顔になれるようなボクシング界を目指すと抱負を述べました。特に、西日本からの人材流出を防ぎ、地域に根ざしたボクシングの発展を図ることが重要であると強調しています。

### プロモーターとしての経験を活かす

彼のこれまでの経験は、選手やジムの利益を最大化するための手腕を持つことを意味しており、協会長としての役割においてもその手腕が期待されます。特に、メディアを活用した興行作りや、ジュニア層への支援を通じて、ボクシングの裾野を広げることが彼の大きな目標です。

### ボクシング界の未来を見据えて

亀田氏の挑戦は、ボクシング界の未来を見据えたものであり、彼のビジョンが実現すれば、西日本だけでなく日本全国のボクシング界にポジティブな波及効果が期待できるでしょう。彼が掲げる「選手ファースト」から「ジムファースト」へのシフトは、業界全体の健全な成長に寄与するものであり、多くの関係者からの支持を集める可能性があります。

[中村 翔平]

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