阿部サダヲがエランドール賞で3度登場、笑いと祝福の夜
阿部サダヲがエランドール賞で異例の3度登場、業界の未来を照らす新星たちを祝福
映画やテレビドラマの優れた作品とその制作陣を称える「エランドール賞」。今年の授賞式では、俳優の阿部サダヲさんが異例の3度にわたって壇上に立ち、会場を大いに沸かせました。阿部さんは、自身が主演を務めたTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」がプロデューサー奨励賞を受賞したことをきっかけに登場し、軽妙なトークで笑いを誘いました。
阿部さんは授賞式の場面で「『ふてほど』流行語大賞いただいちゃったりして、すごいですよね。そういう番組に出られたってことは本当に光栄に思う」と、ドラマの成功を喜びました。一方で、「エランドール賞って硬いな。間違えた。出直してきます!」とユーモアを交えての祝福も忘れませんでした。彼の登場は単なる笑いだけではなく、同作で娘役を演じた河合優実さんや、映画「死刑にいたる病」で共演した水上恒司さんの受賞を祝福する場でもありました。
新人賞受賞者たちの輝かしい未来
エランドール賞の新人賞は、将来有望な新人俳優に贈られる名誉ある賞であり、今年は河合優実さんをはじめ、高橋文哉さん、趣里さん、若葉竜也さん、松本若菜さんが選ばれました。河合さんは「不適切にもほどがある!」での演技が評価され、受賞に際して「この賞は純子にささげたいと思っています」と、演じた役への愛情を語りました。
河合さんは昨年、映画「四月になれば彼女は」「あんのこと」、ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」など、数々の作品で印象的な演技を披露しました。彼女自身が「心から大切に思える作品との出合いが続いた」と語るように、この1年は彼女にとって飛躍の年となりました。
阿部さんは、河合さんについて「この役者はちょっと違うな、売れるな」と感じたとコメントし、その才能を高く評価しています。新人賞を受賞した他の俳優たちもそれぞれの作品で目覚ましい活躍を見せており、今後の飛躍が期待されます。
華やかな衣装で彩られた授賞式
この日の授賞式は、受賞者たちの華やかな衣装でも話題を呼びました。河合さんは脚線美が際立つミニ丈のドレスで登場し、趣里さんはワンショルダーのブラックドレス、松本さんはシースルー素材のドレスを着用し、その美しさを披露しました。さらに、満島ひかりさんや伊藤沙莉さんも個性的なドレスで華やかさを加え、会場を彩りました。
エランドール賞は、1956年に始まった歴史ある顕彰制度であり、毎年、映画やテレビの世界で輝く才能を発掘し、業界の発展に寄与しています。今年の授賞式もまた、業界の未来を担う新星たちの輝きを多くの人々に印象づけるものとなりました。
阿部サダヲさんのユニークな祝福と、新人俳優たちの受賞が織りなすこの特別な夜は、観客にとっても忘れられない一日となったことでしょう。日本のエンターテインメント界がさらなる進化を遂げるために、今後も新たな才能の出現が期待されます。
[鈴木 美咲]