リバプール、逆転勝利でEFLカップ決勝進出!トッテナムを圧倒
リバプール、逆転劇でEFLカップ決勝進出!ホームの力でトッテナムを圧倒
6日に行われたEFLカップ準決勝セカンドレグで、リバプールがトッテナムを4-0で撃破し、ファイナル進出を決定しました。前回の試合を0-1で落としていたリバプールは、アンフィールドの観衆の前で見事な逆転劇を演じ、連覇に向けて大きな一歩を踏み出しました。
試合の流れとリバプールの戦略
リバプールは開始早々から積極的に攻め込み、トッテナムを圧倒する展開を見せました。30分にはサラーがゴールを狙うもオフサイドで得点は認められませんでしたが、その4分後にはガクポが試合の均衡を破り、リバプールが先制点を奪います。この時点で2戦合計スコアを1-1のイーブンに持ち込みました。
後半に入るとリバプールはさらに攻勢を強め、サラーのPKでリードを奪い、ゲームの流れを完全に掌握しました。72分には交代出場したマック・アリスターの活躍で3点目を奪い、続けざまにファン・ダイクがヘディングで4点目を決め、トッテナムに反撃の余地を与えませんでした。
リバプールの監督であるユルゲン・クロップは、選手のコンディションと戦術を見事に調整し、試合を支配しました。特にサラーのパフォーマンスは圧巻で、得点に加え、アシストでもチームに貢献しました。彼の速さと技術はトッテナムの守備陣を翻弄し、勝利の立役者となりました。
トッテナムの試練と今後の課題
一方のトッテナムは、ファーストレグでのアドバンテージを生かせず、苦しい戦いを強いられました。リシャルリソンの負傷交代が痛手となり、新戦力のテルを起用せざるを得ない状況に追い込まれましたが、攻撃の糸口を見つけられませんでした。中盤から前線にかけての連携不足が目立ち、リバプールのプレスに対抗する術を見いだせずに終わりました。
トッテナムにとってこの敗戦は、チーム作りの過程での重要な試練となるでしょう。彼らは国内リーグでも苦戦しており、今後の改善が急務です。特に攻撃面での創造性と守備の安定感をどう再構築するかが鍵となります。
ファイナルへの期待とリバプールの可能性
リバプールはこの勝利で、3月16日にニューカッスルとのファイナルに駒を進めることになりました。ニューカッスルもまた強豪であり、リバプールにとっては決して容易な相手ではありません。しかし、アンフィールドでの勢いと強固なチーム力を持つリバプールには、連覇の期待が高まっています。
[伊藤 彩花]