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2025年02月08日 07時10分

久保建英、レアル・ソシエダをコパ・デル・レイ準決勝へ導く輝き

久保建英の輝きがレアル・ソシエダをコパ・デル・レイ準決勝へと導く

スペイン国王杯、コパ・デル・レイの準々決勝で、レアル・ソシエダがオサスナを2-0で下し、準決勝への切符を手にしました。この試合で特に光を放ったのが、日本人MF久保建英の存在です。彼のプレーは、得点そのものには結びつかなかったものの、チームの攻撃を活性化し、勝利の立役者となりました。

攻撃の起点となった久保のプレー

スタメンで右ウイングとして出場した久保は、序盤からその存在感を示しました。21分、自陣からのロングボールに反応した久保は、空中戦での激しい接触をものともせずにボールを競り勝ち、アンデル・バレネチェアがゴールを決めるきっかけを作りました。このプレーが、試合全体の流れをレアル・ソシエダに引き寄せ、チームを勢いづける重要な役割を果たしました。

これは、久保が単なる得点者ではなく、攻撃の核として機能していることを示す一例です。スペインメディア『El Desmarque』は彼のプレーを「刺激的で危険」と評し、得点やアシストを記録しなくても、ピッチ上での価値を証明したと絶賛しています。

直前の敗戦からのリベンジ

興味深いのは、わずか4日前にも同じオサスナと対戦していたことです。このラ・リーガ第22節の試合では、レアル・ソシエダが1-2で敗北を喫していました。しかし、このリベンジマッチでは、彼らが前半から試合の主導権を握り、攻撃的な姿勢を貫きました。特に、久保の積極的なプレーが、チーム全体の士気を高めていました。

イマノル・アルグアシル監督は、試合後に「両方のボックス内でうまくプレーできた」ことが勝因だと語っています。前回の敗戦からの改善点をしっかりと活かし、細かい部分でのプレー精度を上げたことが勝利につながったとしています。

レアル・ソシエダの未来と久保の役割

今回の勝利で、レアル・ソシエダはイマノル監督の下で3度目の国王杯準決勝進出を果たしました。この成果自体が、チームの強さと成長を象徴しています。さらに、準決勝にはレアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、バルセロナといった強豪チームが名を連ねており、レアル・ソシエダにとっては大きな挑戦となるでしょう。

このように、久保建英はスペインの地で着実にその存在感を高め、レアル・ソシエダの成功に貢献し続けています。彼の成長は、日本サッカー界にとっても大きなインパクトを与え続けるでしょう。

[松本 亮太]

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