映画『サラリーマン金太郎【魁】編』で見る友情とライバル心、片寄涼太と草川拓弥が語る
映画『サラリーマン金太郎【魁】編』が描く友情とライバル心
映画『サラリーマン金太郎【魁】編』の公開記念舞台あいさつが、都内で華やかに行われました。舞台には、GENERATIONSの片寄涼太と超特急の草川拓弥が登壇しました。彼らの間に流れる友情とライバル心が観客の心を掴みました。
片寄涼太は、草川拓弥をライバルに指名し、「拓弥くんは本当に美しい。7、8年前から変わらず美しいので、すごいライバルだなと思います」とのコメントで会場を沸かせました。草川も「大変光栄です」と応じ、互いに褒め合いながらも刺激し合う姿が印象的でした。
映画の背景とその魅力
『サラリーマン金太郎』は、本宮ひろ志の人気漫画を原作にした実写化作品です。今回の映画化では2部作となっており、前編の『サラリーマン金太郎【暁】編』に続き、後編である『魁】編』が公開されています。この作品は、元ヤンサラリーマンの矢島金太郎が繰り広げるダイナミックな物語を描いています。鈴木伸之が金太郎役を演じ、草川拓弥は物語のキーマンである徳永というキャラクターを熱演しています。徳永は地熱発電所建設に反対する温泉街の組合長という役柄で、草川が挑んだ崖を下るシーンなど、迫力ある演技が見どころとなっています。
舞台あいさつでのエピソード
舞台あいさつでは、キャストたちが映画撮影中のエピソードを披露しました。草川は鈴木が楽屋で大の字になって寝ていたことに触れ、「ああ、金ちゃんがいる!」と感激した様子を語り、会場に笑いをもたらしました。鈴木も「楽屋のスペースをいっぱい取っちゃいました」と照れ笑いを見せ、キャスト間の和やかな雰囲気が伝わってきました。
また、主題歌「Cozy」を歌うGENERATIONSの白濱亜嵐と片寄涼太は、楽曲に込めた思いを語りました。白濱は「“2人”という言葉にフォーカスしている曲で、関係性の中でわだかまりがなくなる瞬間の温かさを表現しています」と述べ、片寄も「当たり前の日常をいかに大切にできるかというメッセージが、金太郎のまっすぐさと重なる部分がある」と続けました。
キャストたちの友情とライバル心
片寄と草川の関係性は、単なる共演者以上のものでした。彼らは過去に共演した経験があり、7、8年のお付き合いがあるとのことです。片寄が草川を「ライバル」と指名したのも、その長い付き合いの中で互いに高め合ってきた証と言えるでしょう。このような関係性が、彼らの演技に深みを与え、映画をさらに魅力的なものにしています。
舞台あいさつの最後には、「自分にとっての“最大の敵”は?」という質問がキャストたちに投げかけられました。鈴木はジムでの鍛錬を挙げ、草川は自分自身と答えました。白濱は犬のウンチを踏むエピソードで場を和ませ、片寄は再び草川を“最大の敵”に指名しました。このように、ユーモアを交えたトークが続き、観客もキャストたちの人柄に親近感を感じたことでしょう。
映画『サラリーマン金太郎【魁】編』は、ダイナミックなストーリーだけでなく、キャストたちの友情とライバル心が魅力の一つです。彼らの熱い思いとともに、観客は新たな金太郎の物語を楽しむことができるでしょう。
[佐藤 健一]