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2025年02月12日 10時12分

ジャック・クエイド主演『Mr.ノボカイン』で無痛の男が挑む新たなヒーロー像

ジャック・クエイド主演、痛みを知らない男の挑戦『Mr.ノボカイン』

2025年、パラマウント・ピクチャーズが贈る最新アクション映画『Mr.ノボカイン』が、6月20日に日本で公開されることが決定しました。主演を務めるのは、ドラマ『ザ・ボーイズ』でヒューイ役を熱演したジャック・クエイド。彼が今回挑むのは、痛みを感じないという特異な特徴を持つ銀行員、ノボカインの役です。

この映画の監督を務めるのは、ダン・バークとロバート・オルセンのコンビ。彼らは過去に『ヴィランズ』や『ステイク・ランド 戦いの果て』などでその手腕を発揮してきました。今回もまた、観客を驚かせるストーリー展開とアクションシーンが期待されています。

無痛の男が銀行強盗に立ち向かう

物語の核となるのは、ノボカインという男の特異な能力。彼は生まれつき痛みを感じない体質であり、これは一見するとスーパーパワーのようにも思えますが、実際にはそう単純ではありません。彼は不死身ではなく、身体へのダメージは他の人間と変わらないのです。そのため、日々の生活では普通の人と変わらない地味な人生を送っています。

しかし、その生活は銀行強盗事件をきっかけに一変します。彼の大切な彼女が人質に取られたことで、ノボカインは自らの能力を駆使して彼女を救う決意をします。痛みを感じないという唯一の武器を使い、彼は大胆不敵に強盗たちに立ち向かうのです。

クエイドが見せる新たなヒーロー像

ジャック・クエイドは、痛みを感じない主人公を演じるにあたり、これまでの役柄とは一線を画す新たなヒーロー像を確立しました。彼の演じるノボカインは、決して超人的な力を持っているわけではありませんが、その勇気と機転で観客を魅了します。

自主規制の中で描かれる痛々しいアクション

特報映像では、ノボカインが通常では考えられない方法で敵に立ち向かう様子が描かれています。腕に撃ち込まれた銃弾を自ら取り出すシーンや、熱々のフライパンを素手で掴むシーン、さらにはガラス片を大量に突き刺した手で攻撃を仕掛ける場面などが自主規制入りで映し出されています。

これらのシーンは、ノボカインが痛みを感じないことを最大限に活かし、どんな危険な状況でも怯むことなく立ち向かう姿を強調しています。しかし、これらのアクションが決して過激さだけを売りにしているわけではなく、彼の人間らしさや成長も見どころとなっています。

ユニークなプロモーション戦略

映画の公開に先駆けて、日本オリジナルデザインのポスターが公開されました。そこには、スーツをまとったノボカインが、あらゆる武器に刺され出血している様子が描かれており、彼の無痛の体がどれほどの苦境を乗り越えてきたかを物語っています。

さらに、3月7日からはムビチケ前売券が販売開始され、特典として「痛みを感じない男・Mr.ノボカインのこれでも痛くないんカーーインシール」が付属します。このユニークな特典は限定5000枚で、映画ファンやコレクターにとっては見逃せないアイテムとなりそうです。

映画『Mr.ノボカイン』は、アクション映画としてのエンターテインメント性はもちろんのこと、特殊な能力を持つ主人公の内面にも迫ることで、観客に新たな視点を提供する作品です。ジャック・クエイドが演じるノボカインの挑戦と成長を、ぜひ劇場で体感してみてください。

[伊藤 彩花]

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