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2025年02月12日 16時03分

Netflixが描く『10DANCE』、日本の競技ダンスとBLの融合が世界へ

日本文化の多様性を描く『10DANCE』:Netflixが世界に届ける新たな魅力

Netflixが2025年12月に世界独占配信を予定している映画『10DANCE』は、日本の競技ダンスとBL(ボーイズラブ)を融合させた異色の作品です。竹内涼真と町田啓太が主演を務め、井上佐藤の同名漫画を基にしたこの映画は、競技ダンスを通じて描かれる人間関係の深みや葛藤が魅力の一つとなっています。

競技ダンスの世界とBLの融合

原作漫画『10DANCE』は、競技ダンスというスポーツの世界に、甘く刺激的な大人の恋愛要素を加えた作品です。国内外で人気を博し、「このBLがやばい!2019」を受賞するなど、多くのファンを魅了してきました。映画化にあたり、竹内涼真がラテンダンス日本チャンピオン・鈴木信也を、町田啓太がスタンダードダンス日本チャンピオン・杉木信也を演じます。異なる背景を持つ二人が、ダンスを通じて深い絆を築いていく様子が、観客の心をつかむことでしょう。

監督・大友啓史が描く豪華絢爛な世界

Netflixが日本文化を世界に発信

Netflixは、「ローカルファースト」を掲げ、各国の文化を尊重した作品作りを進めています。『10DANCE』は、その一環として、日本の競技ダンスというニッチな文化を世界に広める役割を担っています。Netflixのグローバルなプラットフォームを通じて、日本独自の文化やストーリーテリングを世界中の視聴者に届けることで、新たなファン層を開拓することが期待されます。

観客が求める異文化体験

近年、異文化体験を求める視聴者層が増加しています。Netflixは、こうしたニーズに応える形で多様なジャンルの作品を提供し続けています。『10DANCE』もまた、異文化に触れることで得られる新しい視点や感動を提供することでしょう。競技ダンスという舞台を通じて、視聴者は新たな世界観や価値観に触れることができます。

このような異文化体験は、視聴者にとっても、制作側にとっても大きな刺激となります。異なる文化や価値観を理解し、受け入れることで、クリエイティブな発想が生まれ、新たな作品の可能性が広がるのです。

Netflixが2025年に向けて発表したラインナップには、多くの日本作品が含まれており、その中でも『10DANCE』は特に異色の存在感を放っています。競技ダンスとBLという異なる要素を組み合わせたこの作品が、どのようにして世界中の視聴者を魅了するのか、期待が高まります。竹内涼真と町田啓太がどのような化学反応を起こすのか、そして大友啓史監督がどのようなビジュアルを提供するのか、今から楽しみです。

[田中 誠]

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