スポーツ
2025年02月13日 07時11分

セルティック前田大然、CLで新たな歴史を刻むもバイエルンに惜敗

セルティックの前田大然、CLで輝きを放つもバイエルンに惜敗

セルティックのFW前田大然は、この試合で今季CL4得点目を記録。これはセルティックの選手として史上初の快挙となり、前田自身の存在感を欧州の舞台で再び示す結果となりました。前田のゴールは、試合の流れを変える可能性を秘めた重要な得点でしたが、結果としてセルティックは惜しくも敗北を喫しました。

試合開始直後の25秒、セルティックは早速チャンスを作り出しました。自陣でボールを奪取した後、テンポ良くパスを回し、ニコラス・ゲリット・キューンがシュートを放つも、オフサイドの判定で得点は認められませんでした。この場面は、セルティックの攻撃力を示すと同時に、試合の行方を大きく左右する瞬間となりました。

一方で、バイエルンは試合を通じて主導権を握り続けました。前半13分には、ミカエル・オリーズがハリー・ケインとの連携でゴールを脅かしましたが、セルティックのGKカスパー・シュマイケルが見事なセーブで阻止。しかし、前半終了間際にオリーズが再び強烈なシュートを放ち、バイエルンが先制します。その後、後半4分にケインが追加点を決め、バイエルンがリードを広げました。

セルティックは追い上げを図る中で、前田に何度かチャンスが訪れました。28分には相手GKへのバックパスをカットしてシュートを放ちましたが、枠を捉えられず得点には至りませんでした。しかし79分、右サイドのコーナーキックの流れから前田がゴール前でのこぼれ球を押し込み、セルティックにとって望みを繋ぐ貴重な得点を挙げました。

前田のこのゴールは、彼自身にとってもチームにとっても重要な意味を持ちます。日本人選手としてCLで1シーズンに4得点を挙げたのは彼が初めてであり、セルティックの歴史に新たなページを刻むこととなりました。

一方、バイエルンではDF伊藤洋輝が公式戦デビューを果たしました。後半33分にラファエル・ゲレイロに代わって投入され、CLの舞台で初のプレーを披露しました。伊藤の存在は、今後のバイエルンにとっても重要な戦力になることが期待されます。

この試合を通じて、欧州のサッカー界における日本人選手の存在感が再確認されました。前田や伊藤のような選手たちが、自国のリーグを超えて国際舞台で活躍することで、日本サッカーの未来がますます明るくなることを期待せずにはいられません。

[鈴木 美咲]

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