スポーツ
2025年02月13日 17時11分

井上尚弥、ラスベガス再上陸の行方と井上浩樹の再起戦に迫る

井上尚弥、ラスベガス再上陸の行方とその背景

井上選手は、今年の春にラスベガスでの防衛戦を計画しているとされてきました。しかしながら、大橋ジムの大橋秀行会長は、6月の開催予定について「その時期ではない」と言及し、具体的な日程については慎重な姿勢を見せています。一部のメディアは、6月14日にT-モバイル・アリーナで井上対アラン・ピカソ戦が行われると報じていますが、大橋会長の発言からは、まだ確定していないことが伺えます。

この背景には、ボクシングの試合開催に関する複雑な要素が絡んでいます。まず、井上選手の対戦相手となるピカソ選手はWBC世界同級1位であり、試合の重要度が高いことは間違いありません。試合の成功は、選手のコンディションだけでなく、スポンサーや興行主の意向、またファンの期待も大きく影響します。そのため、試合日程の確定には慎重さが求められるのです。

さらに、井上選手は昨年、世界で最も稼いでいるアスリート100人にランクインし、年収が4200万ドル(約64億円)に達するとの報道もありました。大橋会長はこの報道に対し「夢がありますね」とコメントしていますが、井上選手の市場価値がどれほど高いかを示す一例といえるでしょう。これらの経済的背景も、試合開催の判断に影響を与える要因の一つです。

井上浩樹の再起戦とその意義

一方で、井上尚弥選手のいとこである井上浩樹選手も、約1年1カ月ぶりにリングに戻ることが決まりました。彼は昨年の試合で敗れた後、一時は引退を考えたものの、再起を決意しました。この決断の背後には、家族やトレーナーである真吾氏の支えがあったとされています。

浩樹選手の復帰戦は、3月31日に東京で行われるフェニックスバトル132大会で、ミハイル・レスリコフ選手と対戦します。浩樹選手は「一晩寝たら気持ちが全く変わっていまして…」とし、引退を撤回した理由を語っています。この再起戦は、彼にとってキャリアの重要な分岐点となるでしょう。試合の結果次第では、再びチャンピオンを目指す道が開かれるかもしれません。

[松本 亮太]

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