町田ゼルビア、逆転許し開幕戦で黒星スタート
町田ゼルビア、広島に逆転を許し開幕戦で黒星スタート
FC町田ゼルビアはホームでのJ1リーグ開幕戦でサンフレッチェ広島に1-2で敗れました。この試合、町田は新戦力のDF岡村大八と菊池流帆の負傷交代により、苦しい展開を強いられました。対する広島は、新加入選手の活躍とルーキーFW中村草太の劇的なゴールにより、逆転勝利を収めました。
昨シーズン、町田はJ1リーグに初挑戦しながらも3位という驚くべき成果を上げ、今シーズンも大きな期待が寄せられています。オフシーズンには補強を重ね、西村拓真や岡村大八、菊池流帆といった選手を迎え入れました。しかし、開幕戦では早くもアクシデントが発生。岡村は相手との競り合いで負傷し、前半20分という早い段階で交代を余儀なくされました。さらに後半には菊池も負傷し、町田は守備の要を2人失うという厳しい状況に追い込まれました。
試合は序盤から激しい攻防が続きました。町田は前半26分、FW相馬勇紀がドリブルで相手DFを抜き去り、見事なシュートを決めて先制しました。このゴールで町田は一時リードを奪います。しかし、後半に入ると広島が徐々にペースをつかみ、59分にはFKからの流れでMFトルガイ・アルスランが同点ゴールを決めました。さらに、72分に投入された中村草太が、ジャーメイン良のシュートのこぼれ球を押し込んで逆転ゴールを奪いました。
この試合では、町田のGK谷晃生が何度も広島の攻撃を防ぎ、特に相手FWジャーメイン良との1対1の場面では見事なセーブを見せましたが、最終的には広島の勢いを止めることはできませんでした。広島の中村草太は、デビュー戦で結果を残し、今後の活躍が期待されます。
町田にとっては、序盤のアクシデントが響き、ホームでの開幕戦を白星で飾ることができませんでした。それでも、相馬勇紀の見事なゴールは、チームにとっての大きな希望となるでしょう。広島は、逆転勝利を収めたことで勢いに乗り、今シーズンのJ1制覇に向けて好スタートを切りました。両チームともに新たな選手の活躍が今後の鍵となりそうです。
[山本 菜々子]