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2025年02月17日 18時10分

U-20アジア杯:日本代表、シリアとドローで韓国戦へ!

U-20アジア杯:日本代表、シリアと2-2のドローで韓国戦へ

2025年2月17日、中国深センで行われたU-20アジア杯のグループステージ第2戦で、日本代表はシリア代表と対戦し、2-2の引き分けに終わりました。船越優蔵監督率いる日本チームは、初戦のタイ戦で3-0と快勝したものの、シリア戦では苦戦を強いられました。試合は、結果として引き分けに終わり、次戦の韓国との対戦に進むこととなります。

戦術変更が裏目に出た日本代表

試合開始から日本は3バックのフォーメーションで臨みましたが、これは相手の攻撃を防ぐには不十分でした。前半10分、シリアのモハメド・アル・ムスタファがスルーパスに反応し、ゴールを決めて先制。日本は立ち上がりから苦しい展開を強いられました。日本はその後、24分にMF大関友翔がゴール前の混戦から左足のボレーシュートで同点に追いついたものの、33分には再びセットプレーから失点し、1-2で前半を終えました。

後半に入ると、日本は4バックに戻すことで守備の安定を図り、攻撃の活性化を試みました。後半25分にFW高岡伶颯が途中出場し、40分に同点ゴールを決めました。高岡は、MF石井久継の折り返しを押し込み、チームを救う一撃を放ちました。

韓国戦への期待と課題

この試合結果は、日本チームにとっての大きな課題を浮き彫りにしました。試合後、同グループに所属する韓国のファンからは、「日本どうしたんだ?」「アジア最強のはずでは?」などの声が上がりました。日本は技術的には高い評価を受けているものの、フィジカル面での課題が指摘されています。

日本の若き選手たちは、国際舞台での経験を積む中で、フィジカルの強さやメンタルのタフさを磨く必要があるでしょう。韓国との次戦では、これらの点を改善し、グループステージ突破を目指すことが求められます。

日本サッカー界の未来に向けた試金石

今回の試合は、28年ロサンゼルス五輪世代として育成が進むU-20日本代表にとって重要な試金石となりました。国際大会での経験は、選手たちが成長するための貴重な機会です。特に、このような接戦を制する力を身につけることは、今後の日本サッカー界の発展にとって欠かせない要素となるでしょう。

また、船越監督が試合中に戦術変更を行ったことは、柔軟な対応力を示すものでしたが、今後はさらに効果的な戦術の構築が求められます。チームの総合力を高めるために、選手個々のポテンシャルを最大限に引き出すことが大切です。

日本代表は、20日に行われる韓国との対戦に向けて、再び戦術の見直しと選手の調整を行い、万全の状態で試合に臨むことが期待されます。韓国戦では、前戦での反省を活かし、さらなる成長を遂げる姿を見せてくれるでしょう。

[松本 亮太]

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