スポーツ
2025年02月17日 23時10分

田中将大、巨人での新たな挑戦!那覇キャンプでの手応えとは

田中将大、巨人での新たな挑戦と那覇キャンプでの手応え

巨人軍に移籍した田中将大投手(36)が、那覇キャンプで初めての実戦形式のシート打撃に登板しました。この日、彼は少年野球時代にバッテリーを組んでいた坂本選手とも対戦し、合計で8人の打者と対峙。1安打に抑える好投を見せました。この結果について、田中選手は「無事に終わってよかった。打者に向かって投げられてうれしい」と、安堵と喜びを表現しました。また、観客からの温かい拍手に感謝の意を述べ、「皆ちゃんと見てくれていたってことだと思う」と笑顔を見せました。

新たなフォームと「久保塾」の取り組み

今回のシート打撃での登板は、全力投球を控え、久保康生巡回投手コーチ(66)との新たなフォーム作りを確認する場でもありました。久保コーチは、田中投手のバランスと冷静な投球を称賛し、「マウンドに上がると力んでしまうところを守ったのはさすが」と笑顔で語っています。田中投手は、これまでのフォーム改善に加え、「強さ」を意識した投球を目指しています。久保コーチは「体が連動した強さに特化していこう」と、今後のカリキュラムの方向性を示唆しました。これらの取り組みが、田中投手の新たな投球スタイルにどう影響するのか、ファンの期待が高まります。

阿部監督も手応えを感じた「収穫」

一方で、阿部慎之助監督も今回の田中投手の投球に大きな手応えを感じています。「どこでギアを上げるか、そこまで来ている」と語り、田中投手の意識的なコントロールを評価しました。実戦形式でありながらも、全力ではなく、あえて出力を抑えた投球は、今後の試合に向けた重要なステップといえるでしょう。阿部監督は、田中投手が「やろうとしていることをちゃんとやろうとしていた」と述べ、彼の成長と適応力に期待を寄せています。

失意からの新たなスタート

昨季、楽天でキャリア初の0勝に終わった田中投手は、巨人での復活を誓い、新天地での挑戦をスタートさせました。彼にとって、この那覇キャンプでの投球は、再起を図る第一歩です。帽子を取ってスタンドからの声援に応える姿には、彼の決意とファンへの感謝がにじんでいました。

今後、田中投手がどのように新たな投球スタイルを確立し、チームに貢献していくのか。久保コーチとの二人三脚での取り組みがどのような結果をもたらすのか。ファンの視線は、彼の次なる登板に注がれています。オープン戦での登板が待ち遠しいところです。

[田中 誠]

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