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2025年02月20日 11時11分

違法オンラインカジノ問題、芸能界の闇が明るみに

違法オンラインカジノ問題が浮き彫りにする芸能界の闇

2月14日、芸能界は大きな衝撃を受けました。お笑いコンビ『令和ロマン』の高比良くるまと『とろサーモン』の久保田かずのぶが違法オンラインカジノに関与しているという報道が流れたのです。このニュースは瞬く間に広がり、二人が所属する吉本興業のコンプライアンス体制に対する疑問の声も高まっています。違法カジノの利用者が後を絶たない芸能界、そしてその影響はどこまで広がっているのでしょうか。

違法オンラインカジノの増加と芸能界への影響

警察庁の発表では、2024年の違法オンラインカジノ摘発者数は279人で、前年の107人から大幅に増加しています。この背景には、海外拠点を持つオンラインカジノが日本国内での賭博行為を「合法」と誤解させる巧妙な宣伝があるとされています。くるまもこの情報に影響を受けたと供述しています。芸能界では、違法カジノの影響は出演者のイメージだけでなく、テレビ局や広告業界にも波及しています。

吉本興業では、くるまや久保田以外にも複数の芸人が違法カジノの利用を疑われ、事情聴取を受けています。特に、オンラインカジノの問題は以前から囁かれていた「闇営業」と同様、芸能界にとって避けては通れない課題となっていることが明らかになりました。

吉本興業とテレビ業界の対応

広告業界への影響

違法カジノ問題の影響は、広告業界にも広がっています。令和ロマンが出演していたソフトバンクや東京ガス、東海東京証券のCMは、問題発覚後に非公開となりました。特にソフトバンクは、昨年末に中居正広の女性トラブルでCMが差し替えられたばかりで、令和ロマンの問題が追い打ちをかける形となりました。広告業界では、タレントの不祥事による損失は計り知れず、企業のブランドイメージにも影響を与えることになります。

オンラインカジノ問題の今後

現在、警視庁はオンラインカジノの利用者を特定するための捜査を進めており、さらなる摘発が予想されています。特に、海外拠点を持つオンラインカジノの翻訳や金銭の回収を担う「代行業者」と呼ばれる犯罪集団への取り締まりが強化されています。この捜査の進展によっては、さらに多くの芸能人が関与していることが明るみに出る可能性があります。

[高橋 悠真]

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