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2025年02月22日 06時11分

斉藤由貴、デビュー40周年記念ツアーがスタート!自然体でファンと再会

斉藤由貴、デビュー40周年を迎えた36年ぶりの全国ホールツアーがスタート

斉藤由貴さんが、歌手デビューから40周年を迎え、36年ぶりの全国ホールツアーをスタートしました。21日、地元横浜市の神奈川県民ホールを皮切りに、全国7都市8公演を巡るツアーがスタートし、ファンを魅了しています。このツアーは、彼女のキャリアの節目を祝うと同時に、長い間のファンへの感謝を伝える場ともなっています。

デビュー曲「卒業」とともに歩んだ40年

斉藤由貴さんが歌手デビューを果たしたのは1985年、デビュー曲「卒業」が大ヒットを記録しました。この曲は彼女にとっての「宝物」とも言える特別な存在で、「アイドル歌手として不安を感じていた私に、一筋の道を示してくれた」と語るほどです。今回のツアーでは「卒業」をはじめ、「悲しみよこんにちは」「白い炎」「夢の中へ」など、当時のアレンジをそのままにヒット曲を披露しています。これらの楽曲は、斉藤さんの歌手としての道のりを象徴するものであり、ファンにとっても懐かしさを感じさせるものです。

斉藤さんは、初日の公演で「40年ですよ、40年」と観客に語りかけ、これまでの歩みを振り返りながら感謝の気持ちを伝えました。彼女はデビュー当時、アイドルとしての活動に期限があると考えていたそうですが、40年後の今もステージに立ち続けられることに驚きと感慨を抱いているようです。

自然体でのステージパフォーマンス

斉藤さんはツアーの開催を決断するにあたり、当初は大きなホールの客席が埋まるのか心配していました。しかし、その不安は杞憂に終わり、全公演のチケットが完売となり、ファンの熱い支持を受けてスタートを切ることができました。彼女は「半分まだ信じられません」と語りつつも、「すごくうれしい気持ちで初日を迎えられた」と喜びを表しています。

ステージでは、無理に過去のアイドル像を再現するのではなく、あくまで自然体でパフォーマンスを行うことを心がけています。「歌っているのは40年たった私。その私を通して“あの時こうだったなあ”と当時の自分に思いをはせながら歌を聴いていただけたらうれしいです」と、ファンに呼びかけています。観客は彼女の自然体の姿に共感し、過去と現在をつなぐ音楽の旅を楽しんでいるようです。

キャリアを彩る数々の挑戦

斉藤由貴さんのキャリアは、歌手活動だけにとどまりません。彼女は1985年に放送された「スケバン刑事」で初代ヒロインを務め、ヨーヨーを武器に持つ姿は当時の若者たちの間で一世を風靡しました。また、1986年のNHK連続テレビ小説「はね駒」では、ヒロイン役として平均視聴率41.7%を記録するなど、女優としても大きな成功を収めています。さらに、1986年には紅白歌合戦で当時史上最年少の20歳で紅組司会を務めるなど、マルチな才能を発揮してきました。

彼女の幅広い活躍は、単なるアイドルの枠を超え、多彩な才能を持つアーティストとしての地位を確立しています。彼女の活動は、多くのファンにとって魅力的なものであり、40年間にわたるキャリアを支え続けてきたのは、斉藤さん自身の情熱と努力に他なりません。

41年目への期待

今回のツアーは、斉藤由貴さんにとって新たなスタートを切る意義深いものとなっています。ファンとの再会を果たし、過去の楽曲を通じて共に過ごした時間を振り返ることで、彼女自身もこれからの活動に向けてのエネルギーを得ているに違いありません。彼女の音楽と演技は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

斉藤由貴さんの全国ホールツアーは、彼女のこれまでの歩みを振り返るとともに、彼女の未来を照らす一歩といえるでしょう。ファンとともに過ごすこの貴重な時間が、彼女の新たな挑戦の原動力となることを期待しています。

[鈴木 美咲]

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