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2025年02月25日 17時10分

広島カープ、森下暢仁を新時代の開幕投手に抜擢

広島カープ、新時代を象徴する開幕投手に森下暢仁を抜擢

広島東洋カープの新井貴浩監督は、プロ6年目の森下暢仁投手を今季の開幕投手に指名しました。この抜擢は、2025年の開幕戦となる3月28日に本拠地マツダスタジアムで行われる阪神タイガース戦で、真っ先にマウンドに立つことを意味します。監督が「中心になって引っ張ってみろよ。やってみろよ」という言葉を送ったことからも、森下投手に対する期待の高さがうかがえます。

森下投手は27歳で、昨シーズンは23試合に登板し、10勝10敗、防御率2.55を記録しました。数字だけを見ると安定した成績を残しているように見えますが、新井監督は「彼の持っている能力からすると、まだまだ物足りない」とし、さらなる成長を期待しているようです。この開幕投手の抜擢は、まさにその期待を形にしたものと言えるでしょう。

広島カープの開幕投手の歴史

過去7年の広島カープの開幕投手を振り返ると、2018年は野村祐輔、2019年から2023年までは大瀬良大地、そして昨年は九里亜蓮が務めてきました。このように、ここ数年は大瀬良投手が安定して開幕を任されてきましたが、今年は森下投手がその重責を担うことになりました。これまでの開幕投手たちも、チームの中心選手として活躍してきたことを考えると、森下投手も広島の新たなエースとしての役割を期待されていることは明らかです。

森下暢仁のこれまでとこれから

森下投手は、プロ入り当初からその才能を高く評価されてきました。彼の持ち味は、鋭いスライダーと精度の高いコントロールで、これまで多くの試合でチームに勝利をもたらしてきました。しかし、昨シーズンは自身の期待に応えきれなかった部分もあり、新井監督もその点を指摘しています。「自分の思っているような数字が出せていない」という言葉には、森下投手自身も同感していることでしょう。

新井貴浩監督の期待

新井監督は「今年見せてくれ、やってみろよという期待を込めて開幕投手にしました」と述べています。これは、森下投手の潜在能力を信じての決断であり、彼がチームを引っ張るリーダーとして成長することを願ってのことです。監督自身もプロ野球選手として多くの経験を積んできた人物であり、その経験から若い選手たちにどのように期待をかけ、育てていくかを熟知しています。

森下投手にとって、この機会は自身のキャリアを大きく飛躍させるチャンスです。彼がこの期待にどのように応えるのか、そしてその結果が広島カープの今シーズンの成績にどのように影響するのか、ファンとしては目が離せません。

[山本 菜々子]

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