スポーツ
2025年02月26日 19時11分

佐々木朗希、MLB初の対外試合で光と影を見せる

佐々木朗希、MLB初の対外試合で見せた光と影

初対外試合での課題と収穫

試合では、佐々木選手は打者10人に対し38球を投げ、2安打2四球1奪三振という結果を残しました。特に、先頭打者であるホワイトソックスのカイル・ティールに本塁打を許した場面は、彼の課題を浮き彫りにしました。ティールは、23年にレッドソックスからドラフト1巡目で指名された有望株であり、その実力を見せつけました。

一方で、佐々木選手は右打者からスプリットで空振り三振を奪うなど、彼の武器である変化球の切れ味も披露しました。特に2イニング目はすべて内野ゴロで3者凡退とし、テンポ良くアウトを重ねることができました。このように、課題と収穫の両方を手にした試合となりました。

大谷翔平選手も見守る中での登板

この試合には、同じくドジャースに所属する大谷翔平選手も観戦に訪れていました。彼は、自らの練習を一時中断して佐々木選手のピッチングを見守りました。佐々木選手が大谷選手と同じチームでプレーすること自体、彼にとって大きな刺激となっていることでしょう。このような環境での経験は、彼の成長に寄与するはずです。

ドジャースにおける期待と今後の展望

ドジャースのロバーツ監督は、佐々木選手のピッチングについて「良かった」と評価し、スピードや変化球のミックスを称賛しました。ドジャースは、佐々木選手がメジャーリーグの環境に早く適応できるよう、様々なサポートを行っているようです。特に、投手コーチのマーク・プライアー氏は、彼が米国式の野球に慣れることを優先事項として挙げています。

MLB公式サイトでは、佐々木選手をナ・リーグ西地区の最優秀新人候補に挙げています。彼の年齢は23歳で、投票者に安心感を与える要素と見られています。佐々木選手がドジャースでどのような活躍を見せるのか、ファンは大きな期待を寄せています。

日本での開幕戦へ向けて

今回の試合を通じて、佐々木選手は自身の課題を再認識しつつ、収穫も得ることができました。彼のさらなる成長と活躍に期待が寄せられ、これからのシーズンに向けた調整が続けられます。日本とアメリカ、両国のファンが彼の次なる登板を心待ちにしています。

[高橋 悠真]

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