スポーツ
2025年02月27日 17時20分

渋野日向子、HSBC女子世界選手権で好スタートを切る

渋野日向子、HSBC女子世界選手権で好スタートを切る

渋野選手はインから11番、12番で連続バーディーを獲得し、前半を1アンダーで折り返すという貫禄を見せました。後半も安定したプレーを続け、イーブンパーでホールアウト。試合後、彼女は「最初にポンポンとバーディーが来てくれたので、それを最後まで守れたかなと思う」とインタビューで振り返りました。

タフなコンディションを乗り越える渋野のメンタル

大会初日は暑さと風が選手たちを悩ませるタフなコンディションでした。しかし、渋野選手は集中力を切らさず、冷静な判断でスコアをまとめました。「集中力が切れるとズタズタ落としてしまう」と注意を払いつつ、栄養補給を欠かさず行い、体力と精神力を維持したことが功を奏したようです。

また、彼女のプレーには修正点も見られました。ドライバーショットのミスやパッティングの不調があったものの、渋野選手は「ミスが極力少なめで回れた」と総括し、次のラウンドに向けての意欲を語っています。特にドライバーの精度向上とパッティングの修正に取り組む姿勢を見せ、2日目以降のプレーに期待が高まります。

他の日本人選手の状況

同じく7位につけたのは古江彩佳選手です。彼女も渋野選手と同じく71でラウンドを終え、上位に食い込んでいます。米ツアールーキーの山下美夢有選手は73で20位、西郷真央選手は74で29位、畑岡奈紗選手と竹田麗央選手は75で38位と、それぞれが健闘しています。

一方、スタート前に棄権した笹生優花選手に代わり出場した西村優菜選手は80を叩き、63位と苦しいスタートとなりました。厳しい結果ではありますが、彼女の持つポテンシャルからして、今後の巻き返しに期待が寄せられます。

世界の舞台での競争激化

この大会は世界のトッププレイヤーたちが集結する場であり、日本人選手だけでなく、他国の選手たちとの熾烈な争いが続きます。特にアジア圏でのプレー経験が豊富な選手たちが多く出場していることから、アジア特有の環境への適応力が勝敗を分ける要因となりそうです。

[山本 菜々子]

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