小室哲哉と浅倉大介のPANDORA、7年ぶりライブで再始動!
小室哲哉と浅倉大介のユニット「PANDORA」、7年ぶりのライブで再始動
小室哲哉と浅倉大介による音楽ユニット「PANDORA」が、東京・台場のZepp DiverCityで約7年ぶりのライブを行いました。2017年に結成されたこのユニットは、翌年に活動を休止していましたが、待望の復活を果たしました。このライブには約2300人のファンが集まり、新たなスタートを切ったPANDORAのパフォーマンスを堪能しました。
小室哲哉は、TM NETWORKのメンバーとして1980年代から多くのヒット曲を生み出してきた音楽プロデューサーであり、浅倉大介はaccessとして活躍する一方で、数々のアーティストのプロデュースを手掛けてきました。二人の再結成は、当時からのファンにとって大きな喜びとなる出来事でした。
ライブの中盤には、T.M.Revolutionとして知られる西川貴教がゲスト出演し、小室が作詞・作曲を手掛けた「FREEDOM」などを熱唱しました。西川は、浅倉がプロデュースを手掛けたアーティストでもあり、その縁もあって今回のライブに華を添えました。観客はこの豪華なコラボレーションに大いに沸きました。
PANDORAの象徴的な「箱」の再び開かれた意味
小室はライブ中、「パンドラの箱が開いた」という言葉を何度も口にしました。一般的には、パンドラの箱は災厄をもたらすものとされていますが、その底には希望が残されているという寓話もあります。小室はこの寓話を引用し、「箱が開いても閉じても、希望は常にそこにある」と語りました。この言葉は、活動休止を経て再始動した彼ら自身の状況を反映しているようにも感じられます。
音楽業界において、アーティストの活動休止や再始動は珍しいことではありませんが、小室哲哉の引退と復帰、そしてPANDORAとしての再始動は非常に大きな話題となりました。彼らの再結成が示すように、音楽は時を超えて人々を結びつける力を持っています。
ファンとの再会、そして未来への期待
ライブの最後には、観客からの拍手が鳴り止まない中、PANDORAの二人は「また会う日まで」と手を振りながらステージを去りました。彼らの再始動は、過去の栄光を超えて新たな音楽の可能性を探求する旅の始まりでもあります。
また、音楽ユニットとしてのPANDORAがどのような方向性を見出していくのか、ファンは今後の活動に大きな期待を寄せています。新曲「Twilight」も披露され、これからの音楽活動に対する意気込みを感じさせる場面もありました。
[佐藤 健一]