スポーツ
2025年03月05日 16時10分

新横綱豊昇龍、春場所での期待高まる!稀勢の里の伝説を超えるか?

新横綱豊昇龍、春場所に向けた好調な仕上がり

新横綱豊昇龍が、春場所に向けて順調な仕上がりを見せています。彼の最近の稽古では、出稽古先の堺市西区にある荒汐部屋で関脇大栄翔をはじめとした実力者たちと16番取組み、15勝1敗という圧倒的な成績を収めました。この結果は、彼の力強さと技術の高さを示すものと言えるでしょう。

豊昇龍は、この稽古で低い立ち合いを意識し、相手を押し込んでまわしを引いてから一気に寄るというスタイルで勝利を重ねました。特に豪快な右からの投げを見せるなど、攻撃力の高さを存分に発揮しています。彼の右肘についても「もう問題ない」と自信を見せており、サポーターを外すかどうかを迷うほど、体調は万全の様子です。

稀勢の里の伝説を思い起こさせる新横綱の挑戦

豊昇龍の春場所でのパフォーマンスには、過去の名横綱たちの姿を思い起こさせるところがあります。特に2017年の稀勢の里の奇跡的な逆転優勝は、彼の今後の活躍を予感させるものです。稀勢の里は新横綱として初めての場所で、危機的な状況を乗り越えて優勝を果たしましたが、その後の怪我による長期休場が彼の土俵人生に大きな影響を与えました。

この稀勢の里の物語は、豊昇龍にとっても他人事ではありません。新横綱としての重圧に加え、怪我のリスクと常に隣り合わせであることを忘れてはならないのです。特に、彼の右肘が再び問題を引き起こすようなことがあれば、稀勢の里と同様の試練に直面する可能性も考えられます。

春場所での期待と新たな挑戦

新横綱としての役割を果たすために、豊昇龍は持ち前の攻撃力と精神力を最大限に活かす必要があります。彼自身も「相手より強く当たりたい」という意識を持ち、低い立ち合いを重視していることから、相撲の基本である「立合いの強さ」を再確認している様子です。

また、彼の食あたりによる体調不良も完全に回復したことが強調されており、体重を維持しつつ、万全の状態で土俵に上がる準備は整っています。これからの彼の行方は、大相撲界全体にとっても大きな関心事です。

豊昇龍がこのまま順調に成長し続けるのか、それとも新たな試練が待ち受けているのか。彼の今後の活躍は、ただの横綱の物語にとどまらず、相撲界全体に影響を与える可能性があります。彼の一挙手一投足が、未来の相撲の歴史を紡いでいくのです。

[鈴木 美咲]

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