モハメド・サラー、バロンドール最有力候補に!リバプールの象徴的存在
モハメド・サラー、バロンドール最有力候補へと駆け上がるリバプールの象徴
2024-25シーズンのプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で格別の存在感を放っているリバプールのモハメド・サラー。彼の驚異的なパフォーマンスが、今季のバロンドール最有力候補としての評価を一段と高めています。リバプールは現在、プレミアリーグで首位を快走し、28試合を消化した時点で2位アーセナルに勝点13差をつけています。また、CLでもリーグフェーズをトップ通過し、まさに無類の強さを誇示しています。
リバプールの強さの秘密:攻守にわたるバランス
リバプールは、アルネ・スロット監督のもとで、攻撃力、守備力、選手層、勝負強さのすべてにおいて高い評価を受けています。特に攻撃面では、サラーのパフォーマンスが目を見張るものですが、ドミニク・ソボスライやアレクシス・マック・アリスターら中盤の選手たちによる支えも大きいです。彼らは試合ごとに質の高いプレーで得点を生み出し、チーム全体の攻撃力を底上げしています。
守備面では、フィルジル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテのセンターバックコンビが盤石の守備を見せ、地上戦と空中戦のいずれにおいても相手に隙を見せません。この守備陣がいることで、リバプールは非常に安定したパフォーマンスを維持しています。
サラーの多才さが光る瞬間
サラーは単なるゴールスコアラーではなく、ゲームメーカーとしても卓越しています。ペナルティーエリア内でのボールタッチやペナルティーエリアへのパス数でもリーグ最多を記録しており、彼は攻撃の起点としても機能しています。これにより、サラーはリバプールの攻撃エリアにおける重要なクリエイターとして輝いています。
また、彼の得点とアシストの合計値「42」は、欧州5大リーグの中で最も高い数値として評価されています。バイエルン・ミュンヘンのハリー・ケインの「28」を大きく上回り、プレミアリーグにおいてもアンディ・コールが持つ歴代最高記録「48」に迫っています。彼がこのペースを維持すれば、今シーズンの歴代記録更新も視野に入っています。
チームの一体感が生み出す勝利
リバプールの強さは、サラーの個人技にとどまらず、チーム全体の一体感にも支えられています。例えば、チャンピオンズリーグのラウンド16でパリ・サンジェルマンを1-0で下した試合では、ゴールキーパーのアリソン・ベッカーが数々のスーパーセーブを見せ、決勝点を決めたハービー・エリオットがその貢献に応えました。このように、若手からベテランまでが一丸となって戦う姿が、リバプールの現在の強さを象徴しています。
サラーの驚異的なパフォーマンスは、リバプールを牽引するだけでなく、彼自身がサッカー界の頂点に立つための大きな一歩となっています。彼がこの調子を維持し続けることで、リバプールはさらなる栄光を手にすることができるでしょう。そして、サラーは自身のキャリアにおいて新たな高みを目指し続けるのです。
[松本 亮太]