山田裕貴、新CMで門出を祝うエールを発信

俳優・山田裕貴、新CMで門出を祝うメッセージを発信

俳優の山田裕貴さんが、都内で行われた「ヱビスブランド新CM発表会」に登壇しました。このイベントでは、SNSで募集された「門出」にまつわるエピソードをもとに、山田さんが応援メッセージを送るコーナーが設けられました。彼の真摯な姿勢とユーモラスな一面が垣間見える一幕でした。

人々の新たな門出に寄り添うメッセージ

山田さんは、事前に集められたエピソードをボックスから引き出し、一つひとつに丁寧に応えました。例えば、「50歳手前で推しを見つけたことでダイエットを始めた」というエピソードには、「見栄えよりも、その変わろうとする心が素晴らしい」と、見た目以上に内面的な成長を評価しました。

また、「臨時職員から正規職員になった」というエピソードには、自身が俳優業しか経験していないことを正直に認めつつも、「努力が報われた瞬間だ」と、相手の頑張りを称賛しました。さらに、家族への報告の照れくささについても、自身の経験を交えながら共感を示し、「良い報告ができると良いですね」と温かいメッセージを送りました。

親子関係と自身の成長

山田さんは、自身の家族についても言及しました。かつては無口な父親と能天気な母親に対して不満を抱いていたといいますが、今ではそれぞれの役割が自分にとって大切だったと理解するようになったそうです。父親がプロ野球選手だったことから、自らもその道を志したものの挫折した経験も語りつつ、その背景にある家族の支えに感謝の意を表しました。

親と同じ職業に就くことについては、「親はきっと嬉しいでしょうね」とコメントし、同じ職業を選ぶことができる親子関係や環境が素晴らしいと評価しました。

新たな挑戦への思い

この新CMは、山田さんが新たな門出を迎える人々にエールを送る内容となっています。共演者の宮崎秋人さんとは、彼がまだ俳優を志す学生だった頃に「アンタを越えてやる」と宣戦布告されたエピソードを披露し、互いに切磋琢磨する関係を築いてきたことを振り返りました。山田さんにとっても、毎日が挑戦であり、転機であるという前向きな姿勢が印象的です。

山田さんはイベントの最後に、「皆さんの門出に乾杯！ 俺も毎日門出じゃーい！」と、ビールを片手に力強いメッセージを送りました。この言葉には、自分自身も日々新たなスタートを切る覚悟が込められているのでしょう。

エビスブランドのルーツと山田の思い出

山田さんはまた、最近の「いい顔」をした瞬間として、出雲大社と美保神社を訪れた際のエピソードを共有しました。神楽によって出迎えられた際、自分が特別に招かれたと感じ、「いい顔」をしていたと振り返ります。しかし、イベント中にはエビスブランドのルーツが兵庫県の西宮神社であることが訂正され、「参拝して間違えるなんて…」と苦笑する一幕もありました。

サッポロビールの公式情報によれば、エビスビールは西宮神社と深い関係があり、かつてはその工場に御分霊が勧請されていたそうです。こうしたバックグラウンドを持つエビスブランドが、山田さんの新CMを通じて新たな門出を迎える人々にエールを送り続けることは、非常に意義深いものです。

山田裕貴さんの言葉とエピソードは、門出を迎える全ての人々に勇気と希望を届けることでしょう。彼の一貫した前向きな姿勢は、さまざまな挑戦を乗り越えてきた彼自身の経験に裏打ちされているのかもしれません。

［鈴木 美咲］