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2025年03月10日 14時12分

吉田羊、運命的な「パディントン」声優挑戦で魅了

吉田羊、「パディントン」声優挑戦で運命を感じる

映画「パディントン 消えた黄金郷の秘密」の公開アフレコイベントが都内で行われ、女優の吉田羊が参加しました。本作はイギリスのロングセラー児童小説を原作にしたシリーズ第3弾で、南米ペルーを舞台に、家族を探す冒険が描かれます。吉田は、この作品の日本語吹き替え版で老グマホームの院長、クラリッサという重要な役を担当します。クラリッサは親切で優しい女性に見えますが、何やら裏がありそうなキャラクターで、一筋縄ではいかない魅力があります。

運命的な出演オファー

吉田羊が本作への出演を「運命」と語る背景には、昨年の夏に行ったイギリス留学があります。留学中、ホストファミリーが英語教材として「パディントン」を勧めてくれたことから、彼女はこの映画のファンになりました。作品の舞台を巡る「聖地巡礼」をするほどの熱中ぶりで、パディントン駅やノッティング・ヒルのポートベローロードにあるグルーバーさんのお店を訪ねたそうです。そんな彼女に出演オファーが届いたことは、まさに運命的な出来事だったといえます。

また、吉田はこの作品に対する愛着を「映画を見たあとは、やたらパディントン駅を経由したりして、大好きになりました」と語っています。このように、留学先での体験が彼女の演技にも影響を与えていることは間違いありません。

吉田羊の歌唱シーンに込めた思い

今回のアフレコイベントで、吉田羊はクラリッサ役としてギターを抱え、陽気に歌うシーンを披露しました。彼女は「昨夜、かなり練習しました」と謙虚に語りつつも、高音の伸びやかな歌声を見せつけました。ミュージカルのような曲調で、特にロングトーンの部分が難しかったと話しますが、「歌うときは高音の方が楽なんです」と意外な一面も明かしました。

この歌はパディントンをペルーに迎え入れるもので、吉田は「私自身が楽しんで歌って、それが伝わると良いな」と語っています。彼女の演技に対する姿勢や、作品に対する情熱が伝わるコメントです。

「パディントン」との心温まる交流

イベントの終盤には、花束を抱えたパディントンが登場。吉田はその姿に「本物だ~かわいい!」と感激し、パディントンとハグを交わしました。「吉田さん、ようこそ、パディントンファミリーへ」という言葉とともに花束が差し出されると、「ちょっと、モフッとして良いですか?」と微笑みながら応じるなど、終始メロメロの様子。彼女のパディントンへの愛情が溢れ出ていました。

このように、「パディントン 消えた黄金郷の秘密」での吉田羊の出演は、彼女自身の個人的な経験と深く結びついており、その結果、彼女の演技にも特別な魅力が加わったことでしょう。映画公開が迫る中、彼女の演技に期待が高まります。吉田羊が手がけるクラリッサのキャラクターや歌唱シーンが、観客にどのような印象を与えるのか、非常に楽しみですね。

[鈴木 美咲]

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