EXILE橘ケンチが描くサステナブルな未来:エンタメと社会貢献の融合
EXILE橘ケンチが描くサステナブルな未来:エンターテイメントと社会貢献の融合
EXILEの橘ケンチさんが先日、「サステナブルな社会の実現に向けたプロジェクト」の記者発表会に登壇しました。このプロジェクトは、LDH JAPANと帝人フロンティア株式会社が協力し、循環型リサイクルの取り組みや環境教育、啓発活動を推進するものです。橘さんは、LDHのソーシャルイノベーションオフィサーとして、エンターテイメントを通じて社会貢献を実現する新たな試みに期待を寄せています。
循環型リサイクルとライブの新たな形
「EXILE LIVE TOUR 2025“WHAT IS EXILE”」では、ライブ会場で使用済みポリエステル繊維衣料品の回収ブースが設置され、リサイクルの仕組みや技術が紹介されます。さらに、リサイクル繊維を用いたツアーTシャツやグッズもファンに提供される予定です。これにより、ライブが単なるエンターテイメントの場を超え、持続可能な社会に向けた意識を広げる機会となることが期待されています。
橘さんは、「ライブに来た方が『社会にいいことしたいな』と思えるような取り組みができれば」との願いを込めています。エンターテイメントと社会貢献を融合させることで、ファンの意識を変革し、持続可能な未来を共に創造するというビジョンを描いています。
子供たちへの啓発活動と未来への投資
さらに、LDHが主催する小学4~6年生対象のフットサル大会「EXILE CUP」にも、帝人フロンティアが公式スポンサーとして参加。このイベントでは、リサイクルポリエステル繊維を使用した記念品の提供や使用済み衣料品の回収を行い、循環型リサイクルの重要性を子供たちに伝える取り組みが進められます。
橘さんは、「ものを大切にしたり、夢を追いながら地球のことを考えることがカッコいいことなんだと子供たちに伝えたい」と熱く語ります。5万人以上の小学生が参加するこの大会は、未来を担う子供たちに対する大きな投資であり、サステナビリティへの意識を育む場として重要な役割を果たしています。
LDHの社会的役割と未来の展望
LDHは、エンターテイメント企業として多くのファンに影響を与えてきましたが、橘さんはこの影響力を活かして「社会性」を加えることを目指しています。これまでのエンターテイメント活動に社会貢献の要素を取り入れることで、ファンと共に社会に貢献する新たな形を模索しています。
プロジェクトの一環として、後輩グループ「RAMPAGE」や「FANTASTICS」、「PSYCHIC FEVER」など若手アーティストたちにも、サステナブルな取り組みを広めていく計画です。「どのグループもこれからずっと、もっと輝いていくだろう」と期待を寄せる橘さんは、後輩たちがサステナビリティを意識した活動を通じて、さらに多くの人々に影響を与えることを願っています。
また、個人的な夢として「リサイクルを行っている工場を興味のあるメンバーと一緒に見学したい」と語る橘さん。この活動が単なる一時的な取り組みに終わるのではなく、LDH全体の文化として根付くことを目指しています。
[鈴木 美咲]