スポーツ
2025年03月10日 21時11分

ソフトバンクの若きエース松本晴が開幕ローテーションに挑戦

ソフトバンクの若き左腕、松本晴投手の挑戦

福岡ソフトバンクホークスの松本晴投手(24)は、今季初の開幕ローテーション入りを目指し、本番モードでの投球に挑んでいます。オープン戦では、試行錯誤を繰り返しながらも、シーズンを見据えた安定感のあるピッチングを模索しています。特に、彼が強調するのは「ミックス」という概念で、これまで試し続けてきた技術や投球スタイルを融合させ、実戦に適用することを目指しています。

松本投手は、ここまでのオープン戦で2試合に登板し、計5回を投げて2失点という結果を残しました。特に4日のヤクルト戦では初回に課題を残しつつも、自身の成長を感じる試合となりました。「シーズンに入ったと思って投げます」と語る彼の姿勢は、プロ野球選手としての意識の高さを物語っています。

開幕ローテーションを巡る競争

ソフトバンクの開幕ローテーションは、有原航平投手やリバン・モイネロ投手、大関友久投手、上沢直之投手が内定している中で、残る2枠を巡る争いが繰り広げられています。松本投手は、東浜巨投手や大津亮介投手、前田純投手、伊藤優輔投手らと競い合っており、その中で自らの存在感をアピールしています。「枠を争っている人数が多い。絶対に誰かが落ちる」と語る彼の言葉には、強い決意と競争意識が感じられます。

松本投手がオフシーズンに参加したプエルトリコのウインター・リーグも、彼の成長に大きく寄与しました。多様な経験を積み、スキルを磨いた彼は、疲労を感じることなく野球を楽しんでいる様子です。「野球が楽しいので。野球をやっていて『しんどいな』というのはない」と話す彼の姿勢は、プロフェッショナルとしての強い意志を示しています。

ソフトバンクの選手たちの今後

松本投手だけでなく、ソフトバンクホークス全体としても多くの選手が今シーズンを迎えるにあたり、厳しい競争に直面しています。特に、昨オフに電撃移籍した上茶谷大河投手は、右肘の手術を受けたことで開幕一軍が絶望的となり、先発再転向への道のりが険しいものとなっています。上茶谷投手は、2018年のドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに入団し、ルーキーイヤーから開幕ローテ入りを果たした実力者です。しかし、最近の怪我により、再起を図る彼にとっては厳しいスタートとなりました。

一方で、ソフトバンクホークスが対戦する西武ライオンズは、歴史ある球団としての存在感を示す75周年記念イベントを開催します。4月18日から20日にかけて行われるソフトバンク戦では、ペコちゃんや著名なOBたちを迎え、特別な演出が予定されています。

[伊藤 彩花]

タグ
#ソフトバンク
#プロ野球
#松本晴