スポーツ
2025年03月11日 19時11分
チェルシーの未来を担うククレジャとパルマーの活躍が光る
チェルシーの転換期を支えるククレジャとパルマーの奮闘
マルク・ククレジャは、2022年夏にブライトンから6000万ポンド以上の移籍金でチェルシーに加入しました。当初はその高額な移籍金に見合わないと酷評され、チェルシーOBのフランク・ルブーフ氏からも「チェルシーに相応しくない」と厳しい評価を受けていました。しかし、ククレジャはその批判を乗り越え、今ではチームにとって欠かせない選手へと成長を遂げました。
今シーズンのククレジャは、公式戦32試合に出場し、5ゴール4アシストを記録。特にレスター戦では、決勝点となる豪快なミドルシュートを決め、チームに勝利をもたらしました。このようなパフォーマンスを見せたことで、かつて辛辣な評価を下していたルブーフ氏も、今では「救世主」と称賛しています。
一方で、若きイングランド代表MFコール・パルマーも目を見張る活躍を見せています。昨シーズンは前半だけで4ゴールを奪うなど、圧倒的なパフォーマンスを披露しており、現在もプレミアリーグでの得点数を積み重ねています。しかし、最近の6試合では結果が伴わず、批判の声も上がっています。
そんな中、レスター戦では体調不良にもかかわらず、パルマーは自ら出場を志願し、試合に臨みました。試合前に発熱と下痢の症状があり、直前までトレーニングを行なっていなかったにもかかわらず、彼の強い意思がチームを奮い立たせたのです。PK失敗という結果には終わったものの、彼の存在感は確かなものでした。
ここ数年、チェルシーは多くの選手補強を行い、新たな時代を築こうとしています。その中でククレジャとパルマーは、まさにその象徴と言えるでしょう。彼らの成長と共に、チェルシーもまたCL出場圏内を目指し、さらなる高みを目指しています。
[佐藤 健一]