高石あかり、初主演映画『ゴーストキラー』で二役に挑戦
高石あかり、初の単独主演で魅せる「ゴーストキラー」
挑戦の連続、二役への挑戦
『ゴーストキラー』で高石が演じるのは、大学生の松岡ふみか。彼女は元殺し屋の霊である工藤の力を借りることで、並外れた戦闘力を手に入れるというキャラクターです。この役柄は、通常のふみかと、工藤が乗り移った状態のふみかの二役を演じるという非常に複雑なもの。高石は、台本を手にした際、阪元裕吾の描く脚本の面白さに引き込まれつつも、二役をどう演じ分けるか頭を悩ませたと語ります。特にアクションシーンでは、3手目でせりふを言うなど、緻密に決められた動きの中での演技が求められたと振り返っています。
アクションの質と量で見る者を魅了
アクション映画としての本作の魅力は、その圧倒的な質と量にあります。監督を務めたのは、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズでアクション監督として知られる園村健介。彼の手腕により、映画は高いエンターテインメント性を持ちます。高石は、これまで経験したことのないアクションシーンの数々に挑戦しながらも、園村監督から学んだことを最大限に生かすことができたと自信を示しています。
プレッシャーと自信、主演の重み
初の単独主演という大役に対し、高石は「ワクワクと不安が入り混じった不思議な感覚」を抱いていると述べています。試写を前に、プレッシャーから監督の周りをソワソワと歩き回ることもあったとか。しかし、園村監督から「僕は自信がある」と言われたことで、彼女の中の不安は吹き飛び、自信に変わったといいます。この経験が彼女にとって新たなステップとなるのは間違いありません。
監督とキャストの化学反応
舞台あいさつでは、共演者の黒羽麻璃央や三元雅芸も登場し、和やかな雰囲気が漂いました。特に監督の園村が緊張している様子に、キャストたちは思わず笑いを誘われたようです。普段はフォーマルな格好をしないという園村監督が、映画のテーマに合わせたワイルドなスタイリングで参加したことも、場を和ませる一因となりました。
映画『ゴーストキラー』は、アクション映画としての面白さだけでなく、主演の高石あかりの新たな魅力を引き出す作品です。彼女が演じる二役のふみかがどのように観客を魅了するか、期待が高まります。この作品を通じて、高石はさらに多くのファンを獲得し、彼女自身も女優としての新たなステージに進むことでしょう。
[松本 亮太]