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2025年03月14日 09時11分

ルカ・グァダニーノ監督の新作『クィア/QUEER』でダニエル・クレイグが魅せる新境地

ルカ・グァダニーノ監督が描く新たな愛の形:『クィア/QUEER』

ダニエル・クレイグの新境地

ダニエル・クレイグは、これまでのジェームズ・ボンド役とは一線を画した、深い内面的葛藤を抱えるリー役を演じています。彼は、退屈な日常を酒や薬で紛らわせる日々を送っていましたが、ユージーンとの出会いをきっかけに、人生が大きく変わります。クレイグの演技は、孤独と愛の狭間で苦悩するリーの姿を見事に表現しており、その繊細な演技は多くの映画賞での評価を受けています。

ユージーン役に新星ドリュー・スターキー

音楽とビジュアルの融合

映画の音楽は、トレント・レズナーとアッティカス・ロスが手掛けています。彼らの音楽は、物語の緊張感や感情の高まりを見事に引き立て、ニルヴァーナやプリンス、ニュー・オーダーといったアーティストの楽曲が挿入歌として使用されています。また、衣装デザインはJW Andersonのジョナサン・アンダーソンが担当し、1950年代の雰囲気を現代的にアレンジしたスタイルが視覚的にも楽しめる要素となっています。

予告編とポスタービジュアルが示すもの

日本版ポスタービジュアルには、リーの足元にユージーンの足がそっと添えられる印象的なカットが使用されており、「みっともないほど、君に触れたい」というキャッチコピーが添えられています。予告編では、「言葉なしで、君に触れたい」というセリフが登場し、究極の愛を探し求めるリーの姿が描かれています。これらのビジュアルやセリフは、観客に強く訴えかけ、物語への期待感を高めます。

新たな愛の表現としての『クィア/QUEER』

[佐藤 健一]

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