スポーツ
2025年03月14日 10時10分

松山英樹、プレーヤーズ選手権で苦戦スタート:ショット制御に課題

松山英樹、プレーヤーズ選手権で苦戦のスタート:ショット制御の課題

米男子ゴルフツアーの「第5のメジャー」とも称されるプレーヤーズ選手権がフロリダ州のTPCソーグラスで開幕しました。第1ラウンドを終え、松山英樹選手は2オーバーのスコアで暫定99位と出遅れた形です。彼のラウンドは5バーディー、5ボギー、1ダブルボギーと不安定な内容でした。特に序盤ではショットの乱れが目立ち、苦しいスタートとなりました。

ショットの乱れがもたらした序盤の苦戦

松山選手は、第1ラウンドの前半でショットの制御が難しく、特に11番ホールでのダブルボギーが響きました。ティーショットがフェアウェイを外れ、バンカーを経て池にボールが吸い込まれた結果、6オン1パットとなりました。続く12番ホールでもティーショットが林に入るなど、思わぬミスが続きました。

このようなショットの乱れは、選手にとって精神的な負担となります。特にTPCソーグラスはその難易度から、正確なショットが求められるコースとして知られています。松山選手も「ショットがなかなか制御できない」と述べており、制御の難しさを痛感していることが伺えます。

後半の巻き返しと課題

後半に入ると、松山選手はパットの精度を取り戻し、いくつかのバーディーを獲得しました。特に16番ホールでの2オン成功や9番ホールでのアプローチショットは、彼の実力を垣間見せる場面でした。しかし、全体としてはショットの安定性に課題が残ります。

松山選手は「後半やっとパットが少し入ってくれたので戻せた」と語っていますが、全体のスコアを考えると、ショットの安定が次のラウンドでの鍵となるでしょう。特に、次のラウンドに向けては、ティーショットの精度を高めることが求められます。

他選手との比較と今後の展望

同大会では、久常涼選手がイーブンパーで暫定62位と健闘しています。彼のプレーは安定感が光り、松山選手との対照的な結果となりました。また、ルーカス・グラバーやJ・J・スポーン、カミロ・ビジェガスが6アンダーで暫定首位に立ち、世界トップランカーたちがしのぎを削る中で、松山選手の巻き返しが期待されます。

[伊藤 彩花]

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