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2025年03月15日 16時20分

立川志らくが語る「M-1」審査基準の裏側と影響力

立川志らくが明かす「M-1」審査基準の深層とその影響

志らく氏の採点基準は、「面白さ」「テクニック」「哀愁」「客ウケ」「好み(特に狂気)」の5つの項目に分かれており、各項目10点満点、合計50点満点を2倍にすることで100点満点としていました。この基準には、彼の芸術観や個人的な好みが色濃く反映されており、特に「哀愁」や「好み」といった項目は、他の審査員とは異なるユニークな視点を提供しています。

ランジャタイへの高得点とその意味

志らく氏の審査基準が話題となったのは、特にランジャタイへの高得点が挙げられます。彼らは独特の漫才スタイルで最下位になったものの、志らく氏からは高得点を獲得しました。この評価は、彼の「好み」や「狂気」といった基準に合致した結果と考えられます。志らく氏は、ランジャタイを「面白さ」10、「テクニック」9、「哀愁」9、「客ウケ」10、「好み」10の合計96点として評価しました。これは、彼の審査基準が単なる技術評価にとどまらず、芸術性や個々の芸風を重視したものであることを示しています。

審査基準の多様性とその影響

志らく氏の審査基準は、審査員の価値観がいかに結果に影響を与えるかを物語っています。彼の基準は、他の審査員のそれとは大きく異なり、個々の芸人が持つ独自の魅力を重要視するものです。特に「哀愁」や「好み」といった主観的な要素が加わることで、芸人たちの多様な表現がより評価されやすくなります。このような評価基準は、視聴者にも新たな視点を提供し、漫才という芸術の幅広さを再認識させる役割を果たしています。

「R-1グランプリ」への影響

志らく氏は「R-1グランプリ2025」についても私見を述べており、こちらでも彼の独自の視点が光ります。彼は、マツモトクラブを「断トツだった」とし、吉住やルシファー吉岡を「凄かった」と評価しました。これに対して、彼の審査基準を求める声や、審査員の増加が評価の多様性をもたらしたとの意見が寄せられています。これは、審査員の視点が結果にどのように影響を与えるかを考えさせられる事例です。

志らく氏の審査基準は、漫才やピン芸といった演芸に対する新たな評価軸を提供するものであり、審査員の役割や価値観の重要性を改めて考えさせられます。彼の評価が今後の大会にどのような影響を与えるのか、そして他の審査員たちがどのように対応していくのか、興味深いところです。

[松本 亮太]

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