『続・続・最後から二番目の恋』:11年ぶりの再集結で新たな鎌倉物語スタート
『続・続・最後から二番目の恋』:11年ぶりの再集結が描く新たな鎌倉の物語
フジテレビ系の新ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』が、2024年4月14日から放送を開始します。このドラマは、2012年に始まった『最後から二番目の恋』の第3シリーズで、11年ぶりに小泉今日子と中井貴一が再びスクリーンに登場します。古都・鎌倉を舞台にしたこの作品は、ロマンチックで温かいホームコメディとして視聴者を魅了してきました。
11年ぶりの再会が映し出すキャラクターの成長
この新シリーズでは、久保田磨希、松尾諭、佐津川愛美らお馴染みのキャストが再集結しました。久保田が演じる“三井さん”は、主人公である千明(小泉今日子)の頼れるスタッフとして、視聴者からも高い人気を誇っています。彼女の役割は単なるアシスタントプロデューサーに留まらず、千明の人間関係や健康管理までをサポートする、まさに“賢妻”のような存在です。
松尾諭が演じる田所勉は、鎌倉市観光推進課課長として、定年後の長倉和平(中井貴一)とユーモラスな掛け合いを見せます。松尾はこの役について、「続編待望論が絶えない作品に再び参加できることに感激しています」とコメントしています。新たな関係性がどのように展開するのか、視聴者の期待が高まります。
キャラクターの進化と新たな挑戦
今回のシリーズでは、佐津川愛美が演じる長倉知美が双子の母として登場します。結婚後も仕事を続ける彼女は、職場でのストレスを家庭に持ち込まないように奮闘する姿が描かれます。佐津川は、「知美ちゃん念願のママとして再会できたことがうれしい」と語り、視聴者に新たな一面を見せることを楽しみにしています。
一方で、白本彩奈が演じる長倉えりなは、11年の時を経て大人の女性に成長しました。えりなは美大を卒業し、海ゴミアートクリエイターとしての道を歩んでいます。白本は、「えりながどのように成長したのか、視聴者に楽しんでいただけることを願っています」と述べ、今作にかける意気込みを語っています。
多様なキャラクターが織りなす多層的なドラマ
このシリーズでは、広山詞葉が演じる飯田ゆかりも重要な役割を果たします。彼女は自身の映画が賞を受賞し、仕事と恋に全力を注ぐ40代の女性として描かれます。広山は、「大人になっても全力でもがく人生が愛おしい」と、作品に込められたメッセージについて語っています。
さらに、柴田理恵演じる鎌倉市長・伊佐山良子は、前作と変わらず市長としての重責を担っています。彼女のキャラクターは、かつてのライバルであった和平への心の動きをも描き、ドラマに人間味を加えています。柴田は、「大人のための大人のドラマ」として、視聴者に新たな視点を提供することを目指しています。
新たな視点を加える新キャストの登場
このように、11年ぶりに再集結した『続・続・最後から二番目の恋』は、懐かしさと新しさが融合した作品として、多くの視聴者に楽しんでいただけることでしょう。鎌倉の風景と共に描かれるキャラクターたちの物語が、どのように展開していくのか、今後の放送に期待が寄せられています。
[佐藤 健一]