須貝調教師、阪神大賞典で史上トップへ新たな挑戦
須貝調教師、阪神大賞典で史上単独トップを狙う
須貝尚介調教師が、阪神大賞典で史上単独トップとなる4勝目を目指しています。彼が送り込むのは、4歳牡馬のヴェローチェエラ。過去にゴールドシップで3連覇を達成した実績を持つ須貝調教師にとって、このレースは特別な意味を持つものです。さらに、今年は新しい挑戦として、ヴェローチェエラと共に新たな歴史を刻もうとしています。
ヴェローチェエラは、昨年の夏から急成長を遂げた馬です。京都新聞杯では3着と健闘し、その後のレースで3連勝を果たし、オープン入りを果たしました。日経新春杯では1番人気に支持されるも4着に終わりましたが、調教師はその結果にも悲観的ではありません。「直線での伸びが足りなかったが、中団から外を回したことを考慮すれば、悪くない内容」と語っており、今回は距離延長がプラスに働くと見込んでいます。
ヴェローチェエラの調整と成長
須貝調教師は、ヴェローチェエラの調整に関して「在厩でいちから作り直した」と話しています。栗東坂路での併せ馬で4ハロン53秒9-12秒5を記録し、調子の良さを示しました。「先週もいい動きだったし、結構、乗り込んでいる」とのコメントからも、調整は順調に進んでいるといえます。前走での経験を活かし、今回は「じっくり運んで、この馬の競馬ができれば」と、期待を寄せています。
このような調整が功を奏し、ヴェローチェエラは体がしっかりしてきたと須貝調教師は述べています。川田騎手も「すごくいい」と評価しており、成長が著しい様子です。3000mという長距離に挑むことになりますが、その距離延長がプラスに働くと見られているため、大舞台での活躍が期待されています。
競争相手とヴェローチェエラの可能性
須貝調教師の過去の実績には、ゴールドシップでの3連覇が光ります。この経験を活かし、ヴェローチェエラと共にもう一度頂点を目指します。新装阪神との相性も良く、勢いを味方にできれば、史上単独トップの4勝目を手にする可能性は高いでしょう。
[田中 誠]