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2025年03月19日 22時01分

山崎賢人主演『アンダーニンジャ』が大ヒット、現代忍者像が話題に

山崎賢人主演『アンダーニンジャ』が大ヒット!現代忍者像が観客を魅了

映画『アンダーニンジャ』が公開から54日間で観客動員数98.4万人、興行収入13.2億円を突破しました。主演を務める山崎賢人さんは、都内で行われた大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、「すごいうれしいです。どんどん皆さんに見てもらえて評価をいただいている感じ」と喜びを語りました。

この映画は、現代社会に潜む新たな忍者像を描いた花澤健吾氏の同名漫画を実写化したもので、山崎さんは忍者組織「NIN」の末端に属する謎の忍者・雲隠九郎を演じています。監督は『銀魂』や『今日から俺は!!劇場版』を手がけた福田雄一氏が務め、現代忍者エンターテインメントとしての新しい可能性を追求しています。

現代に蘇る忍者の魅力と映画のヒット要因

『アンダーニンジャ』のヒットの裏には、現代の忍者像という斬新なテーマがあると考えられます。忍者は日本の伝統文化として知られていますが、現代社会ではその存在感が薄れていました。しかし、この映画は、日常の中にひっそりと忍び込む忍者たちを描き、新たな視点で観客を引き込みました。忍者というテーマは、海外でも人気が高く、グローバルな視点での展開も期待されています。

また、福田監督のユニークな演出も、映画の魅力を引き出しています。福田監督は、コメディタッチの作品で知られていますが、『アンダーニンジャ』ではシリアスなストーリーとユーモアを巧妙に融合させ、観客に新しい体験を提供しました。この独特のアプローチが、幅広い年齢層に受け入れられる要因となっています。

山崎賢人の魅力と映画業界のトレンド

山崎賢人さんは、これまでも多くの映画やドラマで主演を務めてきた実力派俳優ですが、今回の『アンダーニンジャ』では新たな一面を見せました。彼の演じる雲隠九郎は、ミステリアスでありながら親しみやすいキャラクターで、多くの観客を魅了しています。さらに、山崎さんの自然体での演技が、作品全体のリアリティを高めています。

映画業界では、原作漫画の実写化がトレンドとなっており、その成功の鍵はキャスティングにあると言われています。山崎さんのような人気俳優が出演することで、作品への関心が高まり、結果として興行収入の向上につながっています。さらに、原作ファンの期待を裏切らないクオリティの高い映像制作が、映画の評価を押し上げています。

他作品に見る実写化の成功例と俳優たちの挑戦

実写化作品は、キャラクターの再現度や俳優の演技力が重要な要素となります。例えば、森崎ウィンさんが演じる『外道の歌』の園田夢二や、松田翔太さんが演じた『東京喰種 トーキョーグール【S】』の月山習など、強烈なキャラクターを忠実に再現し、話題を呼びました。これらの俳優たちは、原作のキャラクターに命を吹き込み、観客を驚かせる演技を披露しています。

特に、森崎ウィンさんは、殺人鬼という難しい役柄を演じ切り、その演技力が高く評価されました。彼の演技は、原作に忠実でありながら新しい解釈を加え、多くのファンを魅了しました。一方で、松田翔太さんは、月山習という複雑なキャラクターを独自のアプローチで演じ、観客に鮮烈な印象を与えました。

実写化作品の成功は、俳優たちの挑戦と新しい解釈に支えられています。彼らの演技は、観客に新たな物語の楽しみ方を提供し、映画の魅力をさらに高めています。

映画『アンダーニンジャ』もまた、山崎賢人さんの演技と福田監督の演出によって、新しい忍者像を描き出し、多くの観客を魅了しました。今後も、原作の魅力を活かしつつ、新しい視点で作品を作り上げる実写化が期待されています。

[中村 翔平]

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