西日本短大付、38年ぶりセンバツ快勝!斉藤大将が光る
西日本短大付、38年ぶりのセンバツ出場で快勝 – 斉藤大将のランニング本塁打が光る
第97回選抜高校野球大会が2025年3月20日に開幕し、西日本短大付属高校(福岡)が大垣日大高校(岐阜)との初戦に臨み、6-0で快勝しました。この試合は、38年ぶりのセンバツ出場となる西日本短大付にとって、春の甲子園での初勝利という大きな成果となりました。
試合は序盤、大垣日大の守備に抑えられ、3回まで西日本短大付は無安打に終わりました。しかし、4回に入ると試合の流れが変わります。先頭打者の奥駿仁選手がセンター前に鋭いヒットを放ち、チームに勢いをもたらしました。続いて、1死二塁のチャンスで3番打者の斉藤大将選手が中前適時打を放ち、先制点を奪いました。この一打を皮切りに、4番打者の佐藤仁選手が適時二塁打を放つなど、打線がつながり、この回だけで3点を奪取しました。
一方、守備では先発の中野琉碧選手が大活躍しました。大垣日大に8安打を許しながらも、粘り強い投球で完封勝利を収めました。特に、相手チームがチャンスを作った場面では、巧みな投球で併殺打に仕留めるなど、試合を通じて安定したパフォーマンスを見せました。
西日本短大付は1992年に夏の甲子園で全国制覇を成し遂げるなど、過去には華々しい実績がありますが、春の大会での勝利はこれが初めてです。1987年の春の大会では初戦敗退に終わっており、今回の勝利は38年ぶりのセンバツ出場を果たしたチームにとって、重要な歴史の1ページとなりました。
また、チーム全体としても、攻守にわたるバランスの良さが際立っており、次戦以降も期待が高まります。今回の試合で見せた打線のつながりや、投手陣の安定感は、他の強豪校にとっても脅威となるでしょう。
このように、38年ぶりのセンバツ出場で快勝を収めた西日本短大付は、これからも多くの人々に感動を与える試合を見せてくれることでしょう。春の甲子園でのさらなる活躍に期待が高まります。
[田中 誠]